5月28日(土)、クロスベイ新湊において、令和4年度射水市民国際交流協会定期総会を開催し、全ての議案が可決されました。
総会終了後、「ボランティアと国際協力、国際交流の経験的凡人思考と行動について」と題して、(一社)ACT富山国際協力協会 代表理事の大角利雄さんに講演していただきました。講演では、大角さんが国内外で精力的に活動を続けてこられた様々なボランティアや国際協力、国際交流に取り組んだ経験の中で学んだことを分かりやすくまとめて、ご紹介していただきました。
又、青年海外協力隊員でネパールに赴任されていた時の写真もご紹介していただきました。ヒマラヤの厳しい自然の中で生活をする少女の生き生きとした笑顔と瞳の輝きに惹かれ、色々と考えさせられました。
参加された皆さんは、メモを取りながら熱心に耳を傾けておられ、これからの生き方、国際交流、国際協力を考えるきっかけとなる素晴らしい講演会となりました。
以下、グローバルな社会で外国人と付き合うためのポイントとして、大変役立ちますのでご参考になさってください。(※大角さんの承諾を得て掲載しています。)
<大角さんが旅の経験から学んだこと、 グローバルな社会で外国人と付き合うためのポイント12選>
①「好奇心」は、大事!
→好奇心は、行動力、活力の源だと思います。
②何もしなければ、何も始まらない。
→考えているだけで、文句を言ってるだけで、何もアクションを起こさなければ、何も始まりません。
③そこに行かないと、わからないことがある。
→「百聞は一見に如かず」で、実際そこに行って自分の目で見て、聞いて、感じることに越したことはない。
④本当のことは、自分の目で確かめること。
→ありのままの事実や本質は、できる限り自分の目で確かめることが一番です。
⑤世界のことが、他人事とは思えなくなれば、本物!
→他人に関心のない人が、地域のことさえ、どうのこうのできるわけがない。
⑥日本の常識は、世界の常識ではない。
→「郷に入っては郷に従え」で、日本の常識は、海外では通じない。
⑦偏見 差別の意識を持ってはならない。
→偏った知識や一方的な情報だけで、偏見をもったり、差別することのないようにしたい。
⑧「人」の縁と情を大切にすること。
→「一期一会」は、大事です。
⑨「男は度胸、女は愛嬌」と言いますが、両方必要です。
→度胸と愛嬌は、外国人に声をかける勇気と笑顔みたいなもの。
「言葉の壁」よりも、お互い相手のことをわかろうとする気持ちが大事です。
⑩誰かがやれば良いと思うことは、まず自分でやる。
→例えば、ゴミが落ちているのに気が付いても、誰かが始末すると放っておくのではなく、気になれば自分で拾って捨てれば良いということ。
⑪基本的に、家族愛→郷土愛→祖国愛→世界平和で、その逆はない。
→これは藤原正彦さんの「国家の品格」という本にありましたが、優先するものの順序については、この通りだと思います。
⑫あきらめなければ、可能性はゼロではない。
→あきらめないで何かを続けることは、たとえ目的地が違っても、何か良い結果につながる可能性があるのです。